【ゴルフ場レビュー】サザンクロスリゾート(伊東市)
ゴルフを愛する皆さん、練習してますか?
今回は静岡県伊東市の「サザンクロスリゾート」からラウンドレポートをお届けしていきます。
伊豆ならではの豊かな自然や温泉、山海の幸に恵まれた同リゾートは、ホテルやガーデンレストラン、2万冊超の蔵書を誇る図書室なども完備。風光明媚な18ホールはリゾート感にあふれ、乗用カートもフェアウェイへの「乗り入れ可」となっています。
まさにリゾート! チェックインはサンダル履きでもOK
“伊豆の瞳”と呼ばれ、日本百景にも選ばれている「一碧湖」にほど近い同リゾートは、全長6,439yardの18ホールで構成。富士山や天城連山、伊豆の島々を望むコースは、訪れるたびに様々な表情を見せてくれます。
ホテルを併設するクラブハウスは、どことなく豪華客船のような趣きです。
クルマを横付けすると、素早くスタッフさんが駆け寄ってきて、ゴルフバッグを預かってくれます。
広々としたレセプションは、ホテルのフロントも兼ねています。ドレスコードは無きに等しく、サンダル履きでもOKとのことでした。まさにリゾートらしい“ゆるさ”です。
ちなみにラウンドフィーは、休日&ランチ別で総額13,000円でした。
ロッカールームは至って普通ですが、奥にはラウンドの疲れを癒す、名湯・伊東温泉が待っています。
ドライビングレンジに行く際には100円玉をお忘れなく
身支度を整えたら、さっそく練習です。同リゾートは、ベントグリーンをメインに、高麗芝のサブグリーンを備えているようです。
この日はベントグリーンで、8.0ftと遅めの設定。コンパクションはかなり柔らかく、ピンをデッドに攻めていける状況でした。
パッティンググリーンは、全2面が用意されています(この日は1面がクローズ)。
バンカー付きのアプローチ練習場もありましたが、ご覧のとおり、かなりの急勾配です(汗)。あまりに熱心にやり込んでしまうと、足に乳酸が溜まってしまうかもしれません。
ドライビングレンジは、200yardほどの全15打席。奥には小室山公園があるため、250yard以上は飛ばさないようにしましょう。
貸出ボールは、100円で10球。カードホルダーやサインなどは未対応で、100円玉を握りしめていくスタイルとなります。練習する方は、小銭の準備をお忘れなく。
乗用カートは自走式。薄曇りだったこの日は、フェアウェイへの乗り入れ「〇」でした。
気が利いているだけでなく「木」も効いている
それではティーオフ! この日はINコース、やや打ち下ろしの10番ミドル(レギュラーティで321yard)からスタートです。
ラウンド当日の9月29日(日)には、秋色に色づいた木々を見ることもできました。
最新鋭のカートナビでは、「狙い目」や「ペナルティエリア」も確認できるので、初めて回る場合でも安心です。
13番ショート(同176yard)は、伊豆七島を見渡せる名物ホールになります。ティーイングエリア上空には分厚い雲がかかっていたのですが、日が差した駿河湾はキラキラと輝いていました。
16番ロング(同534yard)には、ここまでは無かったホール表記の案内板がありました。昔の名残り(!?)なのでしょうか。
同リゾートは全体的に、フェアウェイに配置された「大きな木」が非常に効いています。16番ロングでは、セカンドショット付近の木が視界を遮り……
サードショット付近の木が、グリーンを狙うルートを狭めています。
続く17番ショート(同148yard)では、大室山をはじめとした天城連山を望むことができます。
お楽しみのランチタイムです。ホテル&レストランが充実している同リゾートは、どのメニューも美味しそう!
この日は、去り行く夏を惜しみながら、「冷たいフォー・スイートチリソース風味(1,780円)」をセレクトしました。
OUTコース・1番ロング(同433yard)は、“サービスロング”と称されていますが、サービスを受けられるかどうかは、もちろん自分次第です。
6番ミドル(同361yard)では、ティーマークが縦に5つ並んでいました。すべてのティーに立ってみましたが、少しの違いで印象がだいぶ違うことに驚きました。
ちなみに6番ミドル以降は、サザンクロスの“アーメンコーナー”と呼ばれるほど難易度が上がるそうです。
7番ショート(同193yard)は、同リゾートでもっとも長いショートホール。ムリに届かせようとせず、花道狙いのコントロールショットが得策です。
9番ミドル(同392yard)には、フェアウェイのど真ん中に大きな木が立っています。
目標にするにはちょうどよく、高確率で左右のどちらかにずれるはずなのですが、筆者の会心のショットはなぜか木に直撃しました。。日頃の行いが悪いのでしょうか、涙。
9番のグリーンサイドでは、ヤギさん達が出迎えてくれました。
美しい景観と“いい塩梅”の戦略性、ヤギさんを含めたホスピタリティが融合した「サザンクロスリゾート」は、日常を置き去りにするリゾートゴルフにぴったりな舞台でした。